こんばんは、ryu8です。
本日もアニメの感想を綴っていきましょう。
今回は『俺を好きなのはお前だけかよ』第3話を書いていきたいと思います。
前回の内容については、下記リンクにて書いております。
良ければお読み下さい。
【俺を好きなのはお前だけかよ 第2話】メンドクサイ多角関係ぇ…
前回は、図書室に居るパンジーに会いに来たジョーロが、ひまわりとコスモスを連れたサンちゃんと遭遇してしまったところで終わりました。
今回はこの続きからとなります。
ジョーロはサンちゃんに「パンジーには興味が無い」と伝えた後ですから、彼からすれば意味が分かりません。
3人してジョーロの発言は嘘であると誤解をされます。
彼の行動の矛盾に、コスモスは可愛い後輩、ひまわりは大事な幼馴染だと思っていたと言われると、ジョーロは我慢の限界を迎えます。
2人から無茶振りとも言わんばかりのことも行い、都合が悪くなれば彼のせいにしてきましたからね。
どんなに優しい人でも怒ると思います。
よく言ったジョーロ! お前こそ視聴者(読者)の代弁者や!
と、思った矢先にこれです。
またゲス顔になってしまいました…
言っていることはごもっともなのですが、打算的な考えを持っていて少し悲しさを覚えます。
いや、これが普通の人間らしさってやつでしょう。
嫌な目に合わせた人は嫌な目にあってしまえば良いみたいな。
一転攻勢したジョーロに対して、パンジーは彼を白象と例えながら気になったことを尋ねました。
2人にしっかりと協力していたのに、何故私と大賀君(サンちゃん)を恋人関係にしようとしたのか
彼女の一言で状況が更に一転し、ジョーロはひまわりとコスモスに詰め寄られます。
そして耐え切れなくなったのか、サンちゃんは彼の頬に右フックを仕掛けるのです。
確かにジョーロの言動は矛盾しています。
2人のためだと言っておきながら、サンちゃんとパンジーをくっつけようとした訳ですから…
誰のためとはいえ、誤解をされてもおかしくはありません。
この1連のシーンで面白かったのは、状況を本で表しているところなんですよね。
最初にパンジーがジョーロのことを白象呼ばわりしながら『オツベルと象』の本を持っていますし、サンちゃんに殴られて後ろの本棚にぶつかって落ちた本が『罪と罰』。
次いで言えば、パンジーがジョーロの性格を見破った時も、『ジキルではなくハイドを見たい』等も言っていましたし、探せば状況に合わせて本の描写も見つけられるかもしれません。
さて、話は戻り、この1件からジョーロの行動は全校生徒に知れ渡り、彼はいじめの対象となってしまうのでした。
靴箱の上履きは何故かデコられ、机の上にはゴルフ場の模型。
上履きデコといい、ゴルフ場といい、やった人はよくそんな手間掛けられたなと思います。
下の人間と見ている訳ですから、時間を掛ける必要はありません。
本当ならめんどくさすぎて壊す方向に走っていると思います。
一応、エンタメ作品なので胸糞展開にならないようにするための配慮でしょう。
そんな中、パンジーは彼に『図書室に来て欲しい』とLINEを送ります。
パンジーの言う通り、図書室に来たジョーロは彼女の本当の気持ちを聞こうとするのですが、彼女から本棚にある本を取ってきて欲しいと頼まれます。
拒否権は無いと言われ、やむを得ず従うのですが、ジョーロは律儀な性格しているなと思います。
普通なら嫌いな人間に対して、仕事でも無いことを頼まれてもやらないのでは無いかと思います。実は器が大きい説あるのかもしれません。
ジョーロが本棚に本を取りに行っている間、サンちゃんが図書室に入ってきました。
ジョーロ視点からすれば悪い別れ方をした訳ですから、本を取ってすぐ出てくる訳にはいきません。彼はやむを得ず2人の話を聞くことに…
サンちゃんとパンジーの話の中で、彼女は彼に問います。
どうしてジョーロ君を騙して陥れたの?
その際に彼女は最初からおかしいと思っていたことも話します。
露骨なアプローチを受けておきながら、好意に気付かないはずはない
この台詞、作者の駱駝先生が電撃文庫大賞の受賞インタビューで語っていたことなんですよね。このためだけに、これまでの流れを描いてきたのでは無いかと思います。
あくまで憶測ですが。
パンジーの最初の問いから、サンちゃんは洗いざらい吐いてしまいます。
彼女は最初の問い以外は全て彼の口から話すよう促している訳ですからスペックの高さを感じてしまいます。
そして、サンちゃんがジョーロを陥れるきっかけになったのが、中学生の頃にあった出来事。
ジョーロからすればサンちゃんには敵わないと感じていましたが、対するサンちゃんもジョーロに敵わない部分はあったみたいですね。
自分が気付かない内に誰かを負かすことなんてあるあるですね。
ただ自分自身で気付いていないだけで。
ここでサンちゃんがクズ男だったことが明らかになります。
親友だからといって痛みを分け合うのは意味が分かりません。
サンちゃんはまた自分がジョーロに負けていることを知る訳ですが、その際にパンジーがジョーロのことが好きになった理由が明らかになります。
彼女もまた、夏の甲子園絡みになるのですが、ジョーロはパンジーを見た記憶はありません。
記憶にあるのは巨乳で美人なお姉さんのみ。
パンジーの話が終わると、サンちゃんは彼女に襲い掛かろうと歩み寄るのですが、彼女の意図を察したジョーロは彼の前に現れます。
その際に彼は『ひまわりとコスモスの行動に同情の余地はない』と同意しますが、1つだけ許せないことがありました。
それは人の気持ちを笑うこと。
サンちゃんに言い放った発言は、彼の性根が見えてくる場面と言えるでしょう。
この出来事が終わった後、ジョーロに起きていた出来事はひまわりとコスモスの手で防がれるようになりました。
更にはサンちゃんがジョーロにまつわる噂話を弁明し、事態は解決へと進んでいったのです。
ジョーロは何度も来ないと言っていた図書室に、パンジーへの報告のために足を運んでいました。
この時、彼は知るのです。
前に会った巨乳で美人なお姉さんが彼女であったことを。
ジョーロが己の欲望を話した際に、『なら、やっぱり私ね』と言った理由がこれです。
自分が該当すると分かっていたからでしょう。
そして彼女はまた『図書室に来ないの?』と問います。
これは反則です。相手の理想のタイプだと知った上で尋ねる訳ですから…
パンジーさん良い性格しています。
更に彼女はジョーロの頬にキスをし、お互いに気持ちを言い合います。
ジョーロ曰く、外見は好きだけど内面は好きになれない様子。
落ちてしまうのも時間の問題ですね。
これで3話の感想は終わりです。
以上、ryu8でした!